The feel of a technology 2,004時間

太陽の恩恵を、
余すことなく享受する。

ある晴れた日の、のんびりとした時間が流れる昼下がり。近くの公園を散策しようと、ひとり足を運んだ。伸びた自分の影を追いかけながら、緑あふれる遊歩道を気の向くままに進んでいると、日当たりのいい池にたどり着く。苔の生えたいくつかの浮き石が不規則に並び、そのひとつに女性のサンダルほどの大きさをした緑色のカメがいた。彼は、甲羅いっぱいに日差しを受けて身を休め、ぬくぬくと気持ち良さそうにしている。きっと彼らは彼らなりの恩恵を太陽の光から受けているのだろう、この世の中をそのつぶらな瞳でどう眺めているのだろうと、ふとささやかな想いを寄せてみる。今日もこうして、心落ち着くひとときが過ぎていく……

もちろん、彼らもただ甲羅を干しているだけではありません。日光浴を行うことで代謝を高め、自らの身体に栄養を摂り入れ、体を乾かすことで皮膚病や寄生虫を防ぐ。活動するためのエネルギーを作り出す。さらに体内でビタミンD3を合成し、カルシウムの吸収を助けるなど、太陽のチカラを頼りに生きています。では、もし、この太陽がなかったとしたら。カメも私たちも、生きていけないどころか、存在すらしていません。逆に考えると、太陽とうまく付き合うことで、暮らしはもっと豊かになるはずです。

2,004時間。これは、南は沖縄県・与那国島の経度122°から、北は北海道・択捉島の緯度45°まで広がる、日本の平均年間日照時間です。日の当たる時間とはすなわち、私たちに対してエネルギーをもたらしてくれる時間であるとも捉えることができます。小さなことでは布団や洗濯物を干すことから、果ては農作物の収穫まで、昔から誰もが受けている太陽の恵み。照らし出す長さが1日平均あたり約5時間であることを考えると、結果的に積み重なる恩恵の大きさは相当なものであることが分かります。これだけのエネルギーを、太陽は誕生した時から誰に対しても分け隔てなく、一律に与え続けてきました。しかも受け取る側にとってのコストはゼロ。これほどの恵みを有効に使わない手はないのです。

電力なしでは生活が成り立たない現代で、一条工務店は「夢発電システム」という独自の太陽光発電を通じて太陽のエネルギーを暮らしに役立てています。夏は涼しく冬は暖かな冷暖房、常に快適な空気を保つ空調、気持ち良く入れるお風呂、あるいは美味しい料理など、毎日を楽しく過ごす力として太陽光を活用するために、屋根にたくさん設置した太陽光パネルからそれを摂り入れるというもの。いま暮らす家のある場所で、2,004時間ぶんの恩恵を受けて生きていく。そんな幸せに照らされる毎日がかなう時代が来ています。カメが太陽のエネルギーを活用する手段として甲羅干しをするのと同じように、家の進化として今日も空と向き合う太陽光パネル。この屋根で、太陽ともっと結びつきの深い暮らしをしてみませんか。

  • *出典:気象庁ホームページ[各都道府県の日照時間(2017年)より算出した平均の値]
The feel of a technology
25°C25°C
使い込むほどに使い込むほどに
振 振振 振
実りある時のために実りある時のために
家の“新”呼吸家の“新”呼吸
内に秘める内に秘める
それでも地球は回っているそれでも地球は回っている
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